ルッキング・グラス

ひさしぶりに書く。

 

もし、外国のひとに日本の”宗教”を紹介するとしたら?

今なら迷わず新渡戸稲造の『武士道』をすすめたい。

正直なところ、先日までこの本をを読んだことがなかった。

「武士」という言葉にまつわる、ステレオタイプな

あれこれが、肉襦袢のようにつきまとい

自分で遠ざけていたのは確かなのです。

 

さいきん仲良くなったイラン人が

日本文化を理解するのにいちばん役に立った本として

『武士道』を挙げていた。内容を知らなかったので

彼の流ちょうな日本語で説明してもらった。

(お恥ずかしいことだが)

クルアーンや聖書のようなものがない国で

規範として明文化されていない道徳観が

どのようにして培われるかがわかった」のと

日本的な「ノブレス・オブリージュ」の精神を理解した

というものだった。

 

思いっきり端折った内容としては、

記録として、文章としてキリスト教ほど

社会規範が明らかでなくとも、それに

肩を並べるくらいの道徳観が

武士道にはあり、またそれが西洋における

騎士の精神とも通ずるところがある。

という風に理解している。

 

キリスト者である新渡戸が書いた本なのだけど

イラン人の友人はムスリムである。

イランはササン朝ペルシア滅亡までは

ゾロアスター教を国教としていたので

善と悪の勧善懲悪モノ、たとえば水戸黄門

一話完結の戦隊もののなどの概念が

今もなお理解しやすいのではないか。

イランの友人が『武士道』を面白いというのは

そういう理由もあるのではないかとふと思った。

 

この曲も久しぶり

 
The Looking Glass - Mirror man - YouTube