20150203 私淑

し‐しゅく【私淑】

[名](スル)《「孟子」離婁下の「子は私(ひそ)かにこれを人よりうけて淑(よし)とするなり」から》直接に教えは受けないが、ひそかにその人を師と考えて尊敬し、模範として学ぶこと。「―する小説家」



良い言葉だよなと思った。音楽とか映画で言えば、今の時代、youtubeやいろんな動画サイト、本や写真などからいくらでも同じ事ができる気がする。 真似をする。

 

琳派のデザイン学 (NHKブックス No.1202)

琳派のデザイン学 (NHKブックス No.1202)

 

 

この本に「光琳の約100年後に登場した酒井抱一尾形光琳に私淑した絵師の一人」と書いてあって、行灯の下で深夜にあーでもないこーでもないと光琳の絵を手に格闘する影が障子に映し出されるのを想像した。

著者の過剰な「琳派最高!」を少し割り引くと、とても良い本だと思う。でもその過剰さも、好きすぎてもう判断できなくなっちゃった!って類いのものなので、著者と飲みに行きたくなった。これも私淑か。今年は琳派400年