20150222 夜更かし

本を片づけていて『細雪』の下巻を読む。
東京にいるときに読んでもピンとこないあれこれが
関西に来て読んでみると、とても近い気がして
あの分家の3人の姉妹が嵐山の渡月橋の向こうから
または阪急の向かいの座席にいるように思えてくる。

ちょうど雪子が公家の何とかさんの別荘がある
嵐山へ行く阪急嵐山線のルートが、きのう
竜安寺へ行く際に通った道筋と全く同じだったので
嬉しかった。読んでるだけで季節がくるくる廻るし、
泣いて笑っての関西の風俗が詰まっている
大切な作品だと思う。


読み終え、時計を観たら3時半だった。
明日は早く起きて朝食をちゃんとしよう。