20150322 2006年のヴェンダース

mixiの日記をみていたら新文芸座のオールナイトに
登場したW・ヴェンダース監督について
書いてあったので載せてみます。

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WIM WENDERS監督の舞台挨拶とオールナイトいきました
新文芸坐 http://www.shin-bungeiza.com/allnight.html 
ちかごろ昼夜逆転の生活を続けていたため、しっかり観たんだけど全く眠くなかった。パリ-テキサスのトラヴィスが”品のいい父親”の格好をして息子を迎えに行くシーンは何度観ても笑える。

さて監督のはなし
まあ自己紹介とかバイオグラフィー的な話はおいといて、観客席から質問を募ったところの応対がなんか気に入ったので。 落ち着いてて、ユーモアもあり、ゆっくりと言葉を選びつつしゃべっていたのが好印象でした。

観客「私は短編を撮っている監督なんですけど、映画を作るにあたって、一番大切なことって何ですか?」会場どよめく

ヴィム 「まず、あなたがお金を稼ぎたくて、その質問をしているなら、私じゃないほうがいい。そして、あなたが何かを表現しようとして映画を撮るならば、私ほど(答えるのに)最適な監督はいない。」
「監督にとって一番大切なのは何かのアイディアが浮かんだとき、それを最初に思いついたときの強さのまま、持ち続け、それをフィルムに込めることなんだ」
「オリンピックの聖火のように、最初にできた火種を絶やさずにずっと燃やし続けることが大事だ。君のアイディアがプロデューサーや配給会社のひとに伝わるにつれて、いろいろな意見や、アドバイスをくれる、また時には自分の意図することと違う方向のことを言う人がいるかもしれない。でもその火力が弱くならないように燃やし続けることが大切だ。」 この間、SURVIVEという動詞を多用してました。

あーうまいこというなこの監督と思った。 そしてまじめだ。

ちなみに監督が小津作品をはじめて観たのは1973年のNYでのことだったそう。フランスでの学生時代はシネマテークに通い詰めて名作映画を観まくったらしいですがそこに小津作品は含まれていなかったそう。
TOKYO MONOGATARI IS THE GREATEST MOVIE IN THE WORLD!!
とも言っていました。ほんとすきなんだろうな。

となりの学生風男子がブエナビスタで寝てたのが面白かった。普通寝ないでしょ~あの映画で。寝るならランドオブ~だよ。